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2008.09.07

きのこの魅力 - 「匹見再発見」 32

タマゴタケ  きのこは「木の子」と書かれることもあるように、樹木と深い関係をもっているものが多い。地域の97%を山林が占め、樹種も豊富な匹見は、まさに「きのこ天国」と呼んでいいかもしれない。
 春から梅雨時季にかけ、林内には何種類かのきのこが目立つようになり、夏から秋ともなれば種類、量ともに発生のピークを迎える。冬ですら、数は少ないがその姿を見ることができる。
 きのこが最も注目を浴びるのは、何といってもこれからの時季。マツタケ(松茸)やコウタケ(香茸)を筆頭にした、食用になるきのこがめじろ押し。匹見でよく食べられるものといえば、他にはシイタケ、ヒラタケ、ナメコ、ナラタケ、マイタケなどだろうか。
 これらは昔から親しまれ、安心して採取できるのだが、実は他にも美味しく食べられるものはいくらでもある。ただし、なじみのうすいきのこに手を出すときは慎重に。
 縦に裂けるものや虫食い跡があるものは大丈夫、などという間違った言い伝えもあり、専門的な知識をもった人に指導してもらうのが安全だ。
 イベントなどできのこ狩りを行うと、大人も子どもも、夢中になってきのこを探し、森の中は楽しげな雰囲気にあふれる。そうやって集めたきのこたちは色も形も実にさまざまで、見ているだけでも魅力的。
 また、きのこ(菌類)が植物を分解したり、木と共生関係を結んで森を育てる役割を担っていることなどを知れば、きのこをより身近に感じることができるだろう。
 そんな、きのこ観察の楽しみも兼ねた「きのこ狩り」が、今月21日、森林インストラクターの指導で行われる。問い合わせは、匹見上地区振興センター(電話0856・56・1144)まで。

 

写真:鮮やかな色合いのタマゴタケ。見かけは毒々しいが、食用だ

(文・写真 /田代信行)


この記事は、2008年9月6日付の山陰中央新報掲載分を転載したものです。

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