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2008.03.03

カメラの〝目〟 - 「匹見再発見」 19


まなびや賞に選ばれた「枝打ちをする父」 全国各地で〝ご当地写真コンテスト〟が盛んだ。その土地に足を運んでもらいたい、地元の魅力を再発見したい、というのが主な目的だろう。
 ひきみ学舎(まなびや)でも実施しており、2006年度は匹見の豊かな「水」の風景をテーマに行った。見慣れた風景さえも、カメラの〝目〟を通して生き生きと表現され、魅力を伝えた。
 07年度のテーマは「」だった。縄文の時代から山とともに生きてきた匹見にとって、「」の風景は欠かすことができない。森そのもの、そこに息づく動植物、材としての、そして山の幸を活かす技術など。
 ふだんあまりに身近で、かえって意識されることの少ない山や森、。応募された写真は、どれもがそんな何げない「」の風景を鮮やかに切り取っていた。
 緑を背景にさえずる真っ赤な鳥、田んぼの脇にツタをまとってたたずむ木、紅葉の季節に楽しげな子どもたち、そして、おそらく自分で植えただろうヒノキの枝を打つ姿・・・。
 何かテーマを一つ決め、あれもこれもとカメラを向けるうち、今まで見過ごしていたことにも少しずつ気付く。紅葉にも負けない色とりどりの新緑に驚き、木の器の滑らかな木目に見ほれてしまう。
 そんなふうに撮影された写真は、撮った人だけでなく、それを観た人にも深い印象となって残る。その場での感動を追体験させてくれるから-。
 また、写真は時間も軽く超える。古い写真は一瞬でその時代に引き戻してくれるし、記録し積み重ねていくことで、貴重な資料となっていく。
 このコンテストの写真たちが、そんな匹見の財産になっていけたら、と思う。

 

写真:ひきみ「木」写真コンテストで特別賞(まなびや賞)に選ばれた「枝打ちをする父」

 

(文・写真 /田代信行、 河野波香)


※この記事は、2008年3月2日付の山陰中央新報掲載分を転載したものです。

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