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2006.11.25

木工と木を使う文化

061125_1 11月25日、ひきみ案内人養成講座の第7回、「木工と木を使う文化」がおこなわれました。今回は、ひきみ森の器工芸組合を訪ね、代表の大谷照行さんにお話をうかがい、実際に木を削って製品をつくっているようすをみせていただきました。
 こちらの組合では、おもに機械式の木工ろくろを使って盆や皿、椀などをくり、ウレタン塗装をおこなっています。特定の種類だけでなく、ふつうはあまり使われないようなさまざまな木を使っているのが大きな特徴とのこと。つや消しの透明な塗装のため、色や木目の個性を楽しむことができます。
 ただ、種類が多いということは、材の乾燥、削るときの道具や加減などにそれだけ手間をかけなければいけないということ。丸太の段階からいくつもの手順をふみ、何週間もかかってようやく製品ができあがります。そのため少々お値段ははりますが、木のぬくもりと使いごこちのよさを実感してもらうため、普段使いの食器としてりようしてほしい、というのが大谷さんの思いのようです。
 木っ端を燃やしている薪ストーブの暖かさのなか、受講生の方々の質問や意見に熱心に対応していただきました。
 工房を辞したあと、匹見上地区振興センターに場所を移し、おやつをいただきながらみなさんの感想をうかがいました。おやつは、mapleさん特製のブルーベリーソースをかけた豆乳のプリン?(すみません、正式な名前を覚えられませんでした)とブルーポピーシード入りのシフォンケーキ。せっかくだから森の器を使って、楽しみ方の提案もしてもらおう、ということでお願いしました。これが大好評。おやつはもちろんのこと、器に関しても好印象をもってもらえたようです。
 みなさんの感想としては
「これだけ手間をかけてつくられているとは知らなかった」061125_2
「値段が高い高いというだけでなく、まずは使ってみるのがいいのでは」
「さっそく自分で買ってつかってみようと思う」
「匹見の木を使う割合が少ないとのことで残念。森の器の森をつくるのもいいのでは」
「せっかくのよい商品があるのに、案内等があまりないので知ってもらえずもったいない」
などの声がありました。(報告:NT)

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