2008.08.24

ふるさと交流会 - 「匹見再発見」 31

ふるさと交流会  旧盆のころ、匹見は帰省した人たちで人口が倍増し、日ごろ見かけない若者たちが町中を行き来し、活気がみなぎる。
 匹見地区萩原自治会では年に一回、お盆に「ふるさと交流会」を実施し、地元出身者との交流を深めている。
 萩原自治会は、戸数20戸、人口48人、高齢化率46%の少子高齢化が進んだ小集落だ。自治会運営も年々困難な状況となっている。
 そこで、課題の解決のため、都会に住む地元出身者にも、地域の現状を知ってもらい、同時に地域の未来像についても一緒に考えてもらおうと、10年前からこの交流会を実施している。
 Uターン意向調査なども行い、将来定年退職したらUターンしたいとの回答を得たり、実際にUターンが実現したりと、その成果は大きい。
 また、この他にも魅力ある集落活動として、地元の新鮮で安全な食材を使った田舎料理を、集落内の「萩の舎」で提供。また、作り手のなくなった水田を荒らさないため集落でうるち米や古代米を共同栽培し、小学生を対象とした「古代体験ツアーを開催したり、「萩の舎」の古代メニューに取り入れたりしている。
 さらに、20アールのブルーベリー園では手摘みで年間2トンを収穫。ベリー餅、猪肉のベリー煮などさまざまな加工品を開発。特に人気の「わがままばあちゃんの自慢作ブルーベリージャム」は年間6000本を販売している。
 全国でさまざまな取組がある中、いかに当地域への定住を確実なものにしていくか。「そこに住みたくなる」地域の魅力の発掘と、それをいかに情報発信していくか。「呼びかけ・きっかけづくり・UIターン後のきめの細かいフォロー」が必要となっている。

 

写真:帰省客らを交え開かれた萩原ふるさと交流会

(文・写真 /山本裕士)


この記事は、2008年8月23日付の山陰中央新報掲載分を転載したものです。