匹見の清水 道川地区編
「ひきみの清水」として選定された8か所の水場のうち、道川地区の1か所を紹介します。
・金屋子の清水
広島県境に近く、国道191号線を広島方面に向かった右側の民家のかたわらに山側から水を引いています。
すぐ隣には益田市指定の文化財「本谷山たたら跡」があり、水を引いている山には金屋子神社があったとされています。
匹見の清水 表匹見峡編
「ひきみの清水」として選定された8か所の水場のうち、表匹見峡の2か所を紹介します。
・粋の清水
匹見峡トンネルができて旧道になった道路沿い、粋の淵の山手側に巨大な岩の下から小さな泉のように湧き出している清水。
すぐ下流側の少し高いところに古い休憩所があり、周囲には何本ものトチノキが立っています。水辺を好むトチノキが多いということは、この辺りの水の豊かさをあらわしているのでしょう。
・温井の清水
粋の清水やや上流の橋を渡ってまもなく、山側の岩の間からパイプをつたってきれいな水が滴り落ちています。
昔から道行く人に利用されていたとのこと。清水は水温が気温に左右されにくく、冬でも暖かく感じられるのが名前の由来ではないでしょうか。
匹見の清水 広見地区編
ひきみの清水 匹見地区編
「ひきみの清水」として選定された8か所の水場のうち、匹見総合支所を中心とした匹見地区の3か所を紹介します。
・岡本の清水
昔から地域の人たちの生活のなかにある湧水。きちんと屋根ももうけられていて、きれいに整えられています。いちばん奥の高いところには、水神様がまつられていて、年にいちどお祭りがおこなわれるとのこと。
人が近づくと、魚の影が群になって逃げていくのがみえます。
・和泉堂の清水
紙祖八幡宮のすこし上流側、県道沿いのワサビ畑の片隅に、塩ビのパイプを通して湧き出ている清水。知っている人に教えてもらわなければ、なかなか気が付かないだろう場所です。
・二ノ代の清水
匹見地区から道川地区へと向かう県道沿い、左側に湧き出ている清水。道川方面からくると、よくわかります。以前から広く知られているようで、広島など遠方からも定期的に水を汲みにくる人も多いとのこと。
夏は冷たく、冬はあたたかく感じるのが不思議です。
ひきみの清水 三葛地区編
三葛地区の甌穴(おうけつ)
道川地区の甌穴(おうけつ)
広瀬地区の甌穴(おうけつ)
・広瀬の甌穴
国道488号線沿い、「間伐展示林」の看板がでている広い退避場所に車をとめ、走ってくる車に注意しながら川をのぞきこむと、対岸やや上流にある大きな穴。周辺には、小さな穴もいくつかみつけることができます。
・前匹見峡の「鬼の釜」
碁盤の淵下流の、道路からみると対岸にのぞめます。近づくと、穴というよりは巨大な壁。中には、10人以上の子どもがいっぺんに入ることができました。てっぺんにはケヤキの木がそびえています。
*小さな石が水の流れで回転し、硬い岩に何千万年もかけてうがった穴が甌穴です。
竹でつくる雪輪

1.長さ約120cm・直径約12cmの竹を8等分に割ったものを2~2.5cmの幅になるように削る。
2.竹の皮側が3、内側が7の比率で熱を加え、雪輪の枠の形を作る。このとき、曲げる部分に竹の節がこないように気をつける。
3.両端を7cm程重ねて、針金でしっかりしばる。
4.直径4mmの荷紐で足を載せる部分を作る。いろいろなやり方があるが、今回は、2ヵ所平行になるようにした。(このやり方だと、斜面を歩くとき足首に負担がかかりにくい。)紐を枠にしっかりと固定して、前後にずれないようにする。
5.後ろ側の紐に約20cmの紐でかかとを引っ掛ける部分を作り、足を載せて雪輪と足を紐でしばれば出来上がり。しばる紐の長さは約130cm。