地元を学ぼう!!
その第一弾として匹見上地区振興センターと共催し、センターのあるウッドパーク館内や周辺の史跡等を教材に、匹見の自然や歴史、文化についての基礎講座を行います。
大勢の方の受講をお待ちしています。
まなびや講座「地元を学ぼう!!」
開講日:平成22年6月20日(日)
時間:午前9:30~12:00
場所:ウッドパーク(匹見上地区振興センター、匹見上公民館)館内および、その周辺の史跡・施設
講師:渡辺友千代さん(匹見上地区振興センター長)
問合せ・申込み
匹見上地区振興センター TEL:0856-56-1144
平成18年度の活動記録
04/07 平成18年度総会
05/03 匹見峡ウォーク(案内)
05/21 いこいの家お披露目会
06/04 山葵天狗社例祭・大神ヶ嶽山開き(取材)
06/11 しまね田舎ツーリズム推進大会 in 吉賀町(研修)
06/12 結城登美雄さん匹見を来訪
06/24 第1回ひきみ案内人養成講座「匹見の自然と文化、歴史」
07/29 第2回ひきみ案内人養成講座「匹見の芸能を探る」
07/29 夜のおさんぽ(案内)
08/20 第3回ひきみ案内人養成講座「川魚と食文化」
08/26 歩く旅の達人講座「オリジナル地図をつくろう」(研修)
09/02 Web-GIS & 参加型調査シンポジウム「かんな流しカントリーウォーキング」(研修)
09/13 「ひきみの清水」選定検討会
09/30 三葛神楽の夕べ(解説・司会、チケット・ポスター作成)
10/01 第4回ひきみ案内人養成講座「匹見の原始・古代について」
10/14 第5回ひきみ案内人養成講座「ワサビの栽培について」
10/26 「三葛・つむぎ峡めぐり」下見(取材)
10/31 ひきみ「水」写真コンテスト応募締切
11/04 大神ヶ嶽・立岩早朝登山(取材)
11/05 まなびや通信 第3号の発行
11/05 第6回ひきみ案内人養成講座「三葛・つむぎ峡めぐり」
11/16 ひきみ「水」写真コンテスト審査会
11/23 ひきみ「水」写真コンテスト表彰式・受賞作品展
11/25 第7回ひきみ案内人養成講座「木工と木を使う文化」
11/25 道川・民宿「三四四」にて会食
11/27~ ひきみ「水」写真コンテスト受賞作品展を匹見3地区振興センターにて順次開催
12/20 「ひきみの清水」標柱設置(取材)
12/20 まなびや通信 第4号の発行
12/27~ ひきみ「水」写真コンテスト受賞作品展を匹見峡温泉にて開催
2007
01/27 第8回ひきみ案内人養成講座「狩猟と食文化」
01/27 冬山を歩こう
01/30 第1回しまねツーリズム大学(研修)
02/24 第9回ひきみ案内人養成講座「観光業者から見た匹見」、修了式
02/27・28 第2回しまねツーリズム大学(研修)
03/15-21 益田写真連盟展にて、ひきみ水写真コンテスト受賞作品を展示
03/28 第3回しまねツーリズム大学(研修)
観光業者から見た匹見
「匹見でなければできないこと」を取り入れたプランを数々準備しているとのこと。レストパークの活用もふくめ、ひきみ案内人、ひきみ学舎が協力できる部分はあるでしょうかの問いにも、「あると思います」と答えていただきました。これからの活動、しくみづくりが重要になってくるようです。
また、今回は本年度最後の養成講座でもあり、後半をアンダンテ21のメンバーや広島等からのゲストを迎えた勉強&交流会ということで行いました。勉強会では来年度以降の方向・活動について活発に意見が飛び交いました。とにかく来年度以降もつづけていく、その際には実践的な部分も増やしていくことなどが話し合われました。
その後の修了式では、82歳の皆勤賞Sさんをはじめ、9名に修了証書が授与されました。
最後は、打上げをかねた交流会。こちらも大いに盛り上がったことはいうまでもありません。囲炉裏のまわりで力尽きた者数名。(報告:NT)
狩猟と食文化
ひきみ案内人養成講座の第8回目として、「狩猟と食文化」と題した講座を開きました。これまであたたかい日が続いていたにもかかわらず、この日は今にも雪になりそうな寒空。会場になった「いこいの家」は立派な梁をむきだしにしたふるい建物、囲炉裏に炭火をおこしストーブ3台を動員しましたが、しんしんと冷えました。
しかし、講座では、石原久さんの面白おかしく話される狩猟の方法や山の動物たちにまつわるエピソードにひきこまれ、また、斉藤ソノさんがご自分でまとめられたノートをもとにされたいろいろな行事とそれにまつわる食文化についてのお話は、「へぇ~、へぇ~」連続の興味深いものでした。どちらもご自分の体験から得たものはもちろん、古くからの経験をもとにずっと伝えられてきたことも多く、現代の科学的・栄養学的な目から見て「なるほどなぁ」と、改めて「先人の経験と知恵」に感心することしきりでした。
講座をひととおり終えた後、囲炉裏をかこんでいただいた猪鍋(石原さんの男の料理)もとてもおいしく、和んだ場でサルやタヌキの面白話などがぽんぽん飛び出し、お開きにするのが惜しいような楽しい講座となりました。みなさん、ありがとうございました。(報告:NT)
木工と木を使う文化
11月25日、ひきみ案内人養成講座の第7回、「木工と木を使う文化」がおこなわれました。今回は、ひきみ森の器工芸組合を訪ね、代表の大谷照行さんにお話をうかがい、実際に木を削って製品をつくっているようすをみせていただきました。
こちらの組合では、おもに機械式の木工ろくろを使って盆や皿、椀などをくり、ウレタン塗装をおこなっています。特定の種類だけでなく、ふつうはあまり使われないようなさまざまな木を使っているのが大きな特徴とのこと。つや消しの透明な塗装のため、色や木目の個性を楽しむことができます。
ただ、種類が多いということは、材の乾燥、削るときの道具や加減などにそれだけ手間をかけなければいけないということ。丸太の段階からいくつもの手順をふみ、何週間もかかってようやく製品ができあがります。そのため少々お値段ははりますが、木のぬくもりと使いごこちのよさを実感してもらうため、普段使いの食器としてりようしてほしい、というのが大谷さんの思いのようです。
木っ端を燃やしている薪ストーブの暖かさのなか、受講生の方々の質問や意見に熱心に対応していただきました。
工房を辞したあと、匹見上地区振興センターに場所を移し、おやつをいただきながらみなさんの感想をうかがいました。おやつは、mapleさん特製のブルーベリーソースをかけた豆乳のプリン?(すみません、正式な名前を覚えられませんでした)とブルーポピーシード入りのシフォンケーキ。せっかくだから森の器を使って、楽しみ方の提案もしてもらおう、ということでお願いしました。これが大好評。おやつはもちろんのこと、器に関しても好印象をもってもらえたようです。
みなさんの感想としては
「これだけ手間をかけてつくられているとは知らなかった」
「値段が高い高いというだけでなく、まずは使ってみるのがいいのでは」
「さっそく自分で買ってつかってみようと思う」
「匹見の木を使う割合が少ないとのことで残念。森の器の森をつくるのもいいのでは」
「せっかくのよい商品があるのに、案内等があまりないので知ってもらえずもったいない」
などの声がありました。(報告:NT)
三葛・つむぎ峡めぐり
11月5日、匹見上地区振興センター主催のひきみ学講座「日本の原風景を歩く」にあわせて、ひきみ案内人養成講座の第6回をおこないました。今回は、匹見地区最奥部の集落のひとつ、三葛をぶらぶら歩きながら、現在では少なくなってしまった昔ながらの山村風景やくらしについて、渡辺友千代さんからガイドをうけました。
ガイドの渡辺さんはここ三葛出身ということもあり、あちらの路地にはいって小さな社を見、こちらの家ではなつかしい知り合いとおしゃべりし、ふつうならどこにあるかわからないような近道を通りと、じつにさまざまな歴史やくらし、自然や伝説を学び、また楽しむことができました。
昼食時には、参加者からもさまざまな話題が出て、まだまだ匹見のことで知らないことは多いなぁという感を強くしました。
午後からあがったつむぎ峡の渓谷と滝のすばらしさには感嘆の声をあげ、河内神社でおこなわれていた祭事を見学し、日程は終了。
会の最後に皆の口から出たのは、「昔ながらの風景やくらしが残っていてよい」ということに加え、「地元の人にとっては苦労も多いだろう」「これからどうなっていくのか」「次の世代に引き継いでいかなければならないことも多いのでは」ということでした。
三葛とは、マップづくりなどさまざまな機会でおつきあいさせていただく予定です。(報告:NT)
ワサビ栽培とその取組み

谷内は公園のようにめぐりやすく整備されていて、とても気持ちのよい空間。オーナー制度など消費者との交流を行うことで、新たな方向を目指したいというお話も現実味をおびていました。(報告:NT)
匹見の原始・古代について

参加者は、萩の会の斉藤ソノさんと渡辺友千代さんの解説を聞きながら、石包丁や勾玉をつくったり、弥生の服をまとって古代米を刈り取ったり、縄文食を味わったりと、現代と古代の食文化・生活様式の違いなどを体験を通して学びました。参加した子どもたちは、「石包丁が予想以上によく切れて驚いた。」、「古代の人は、米を大切にしていたことがよくわかった。」などと、感想を述べていました。(報告:HY)
川魚と食文化

『川ガキ講座』は、子どもたちに、川の恵みに感謝しながら川を楽しむ機会を提供したいとの思いで開催されたものです。親子がヤマメのつかみ捕りや竹を使った食器作りを行い、本来は川の恵みに感謝して神様と一緒に食事をしたという「川狩り」ならではの昼食を頂きました。その支度一つ一つに自然と人の暮らしの深いつながりが感じられました。
川漁については石原久さん、川狩りの食文化については斉藤ソノさんに指導していただきました。(報告:YT)
匹見の芸能を探る
このように、匹見で行われている芸能の根源的な意味や歴史について知ることができ、これからも匹見の財産として伝承していくことが必要だと感じました。(報告:TK)